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花屋での開業の資金調達方法


花屋は、開業のための資格が不要で開業しやすいといわれている業種です。

花屋で開業するための手続きや資金調達方法など、開業前に知っておきたい基本について解説していきます。

必要な資格

花屋の開業には、特別な資格や免許は必要ありません。但し、自動車運転免許は、花の仕入れや配達があるため、業務上必要で、アルバイトでも求められることがあります。
 

◇花屋で持っていると便利な資格
  • アレンジメントの資格
  • もっていると便利な資格は、アレンジメントなど生花デザインに関する資格です。生花デザインの資格は日本フラワーデザイナー協会公認のスクールで学び、試験に合格したことを証明する「NFDフラワーデザイナー」が知られています。そのほかに、国家資格として「フラワー装飾技能士」という資格もあります。フラワーアレンジメント教室の開催を考えている人は、取得しておくとよいでしょう。

  • 色彩に関する資格
  • アレンジのセンスをアップするためには「カラーコーディネーター検定」や「色彩検定」など色系の資格を取得するのもおすすめです。花とラッピングペーパーの色合わせや、花の取り合わせなど、感覚ではなく、理論で裏付けできれば、花束やアレンジづくりに自信がもてます。品質向上にもつながるので、リピーター獲得も期待できるでしょう。

必要な手続き

個人事業主として開業する場合、一般的な手続きとして、個人事業の場合、個人事業の開廃業等届出書、所得税の棚卸資産の評価方法・減価償却資産償却方法の届出書、青色申告承認申請書等を納税地の所轄税務署へ提出します。また、個人事業開始申告書は事業所所在地の都道府県税事務所へ。詳しくは、最寄りの管轄行政に問い合わせが必要です。

法人として会社を設立する場合、定款作成、会社登記をし、法人設立届出書、青色申告の承認申請書、給与支払事務所等の開設届出書、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書、法人設立届出書(地方税)などを提出します。

開業タイプ


仕入ルートによって業態が分かれます。

市場直接仕入

①相対取引
昔はセリ取引のみでしたが、インターネットの普及や市場法の改正により、現在では、インターネットによる相対取引が多いです。切り花では、7割以上。鉢では、4~5割程度を占めます。
②セリ取引
市場でセリ日当日、セリ人から商品を買う取引を、セリ取引といいます。各市場が小さかったころは、どの市場も手のサインで取引する手競りでしたが、現在は機械競りを導入している市場が多いです。

仲卸仕入

店が小さく販売力が弱い場合は、市場直接取引であると箱単位の取引となり、花の本数が多くなり売り切れないという問題が出てきます。仲卸は、いわゆる問屋業である。市場から仕入れたものを、10本単位に分けて手数料をのせて売ります。その分、市場直接取引よりは高いが、大量に仕入れる必要がなくなります。

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花屋の開業時に必要な資金

花屋の開業時に必要な資金には、以下のようなものがあります。

合計すると、おおよそ500万程度に費用が開業時にかかります。その他、営業が軌道にのるまで3カ月から半年くらいの期間の運転資金は用意をしておきたい所です。

店舗賃貸・契約料(家賃20万の場合、120万円)

店舗を借りて営業する場合は、店舗の賃貸料がかかります。最初に契約する際には、保証金や敷金、不動産手数料がかかり、だいたい家賃の半年分くらいが必要になるので注意しましょう。

店舗内装・外装(150~200万程度)

内装や外装をどのくらい変えるかで大きく必要な資金が変わります。内装工事を業者に依頼すれば、自分のイメージにあった店にできるものの、その分費用がかかってしまいます。

壁紙や床の塗り替えや、照明の変更など、自分にできるところを自分でやって、費用を抑えつつ、できるだけコンセプトにあった店を作ることが多いようです。

什器(100~150万程度)

店舗のイメージを大きく左右するため、お金をかけて準備する人が多い部分です。花を陳列する棚、作業台のほか、花の鮮度を保つフラワーキーパー(冷蔵庫)が必要な場合もあります。予算に合わせて、中古品を利用したり、身の回りにあるものを自分で塗装し、店舗のイメージにあうようにしたりしてもいいでしょう。

統一感を意識すると、たくさん什器を置かなくても、店舗のイメージは伝わりやすくなります。

資材(20~30万程度)

花束やアレンジメントを販売するために必要な吸水スポンジ、セロハン、ラッピングペーパー、リボンなどです。花屋さんのセンスを感じさせる部分でもあります。贈られた方がラッピングのセンスを気に入って、お客様になってくれるかもしれません。最初は専門業者のカタログを取り寄せて選びましょう。

慣れてきたら、花屋向けの展示会などに行って、少しずつイメージにあった資材を揃えていくのもよいでしょう。

花(20~30万程度)

花は市場や仲卸で仕入れましょう。市場などで直接買う方法とネット注文があり、両方を利用している店舗もあります。花はシーズンによって売れる花、量がある程度決まっていますが、開業時は自分の店舗のスタイルが見えないこともあるので、その際は月の売上予定にあわせて、1回の仕入額を決めましょう。

車(100万程度)

花の配達をサービスとして行う場合だけでなく、仕入れの際にも必要になるのが車です。日頃使っている乗用車を利用してもよいところではありますが、花を傷めずに運べるようなワンボックスカーがおすすめです。

開業資金をどこから調達すればいいのか?


開業するにあたり、自己資金、いわゆる貯金だけで開業できればいいですが、なかなか日々の生活費なども考えると難しい所です。では自己資金以外でどこから調達すればいいのでしょうか?

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫とは、2008年10月1日に、国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4つの金融機関が統合して発足した100%政府出資の政策金融機関です。全国に支店網があり、固定金利での融資や、長期の返済が可能など、民間の金融機関より有利な融資制度が多く、設立間もない法人やこれから事業を始めようとする人であっても、融資を受けやすいのが特徴です。

一般的な中小企業に関係する事業は、国民生活事業になり、国民生活事業は事業資金の融資がメイン業務で、融資先数は88万先にのぼり、1先あたりの平均融資残高は698万円と小口融資が主体です。融資先の約9割が従業者9人以下であり、約半数が個人企業です。サラリーマンには馴染みではないですが、理由として、銀行のように口座はなく、貸付のみだからになります。

創業者向け融資制度である「新創業融資制度」や認定支援機関の助言があれば無担保・無保証、金利が安価になる「中小企業経営力強化資金」という融資制度がお勧めです。

信用保証付の融資

「信用保証協会」という公的機関に保証人になってもらい、民間の金融機関から融資を受ける制度です。貸倒のリスクを信用保証協会が背負うので、実績のない創業者が民間金融機関から融資を受けることが可能となります。万が一返済が不可能になった場合は、信用保証協会が代わりに金融機関に返済し、その後債務者は、信用保証協会に借入金を返済することになります。信用保証協会は全国各地にあり、地域ごとに創業者向けの融資制度を設けています。また独自の融資制度を設けている自治体も多くあります。

手続きの手順としては、信用保証協会に保証の承諾を受け、金融機関から実際の融資を受けるという流れになります。また各自治体の制度を利用する場合は、自治体の窓口を経由することになります。

親族、友人・知人からの借入

親族・知人から借入をする際には、その人の好意でお金を借りることになります。先々トラブルにならないようにしっかりとした取り決めをおこなっておくことが重要です。いくら近い間柄とは言え、お金を貸す側の心理としては複雑なものです。また、後々トラブルになりやすい資金調達法でもあるため、甘えてしまわないよう入念な説明と借用書などを交わすなど、お互いが納得のいく取り決めをしっかりとしておきましょう。

その他注意点として、金額によっては贈与税を納めなくてはならないので、実施する場合は、贈与とみなされないよう書面(金銭消費貸借契約書)を作成したほうが良いでしょう。また、利息など契約内容も明確にし、返済は銀行口座を通じたり、領収書をもらうなどして、証拠を残したほうが良いでしょう。

フラワーキーパーは用意しておきましょう

什器備品としては、温度管理機能装置でフラワーキーパーと呼ばれるものがあります。この装置を使用すると、花が長持ちするためロスを減らすことができますので用意しておくといいでしょう。

花屋での宣伝・集客

花屋専門のポータルサイトは少なく宣伝手段は限られているため、自社で工夫した集客が重要となります。地域に愛されるような花屋にしたいのなら、まずは地域に限定したチラシのポスティングやweb広告が望ましいです。ほかにも、挙式場や葬儀場などのパートナーを探したり地域の法人向けに宣伝したりするなどして、認知度を高めることがポイントとなります。

まとめ


お店だけで運営しても大幅な伸びが期待できないため、カルチャースクールなどでもフラワーアレンジメントの講座などと抱き合わせで開業を検討するといいでしょう。

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